ラップ加工とは
Lapping
ラップ加工とは、工作物を平面のラップ盤上に置き、砥粒(ラップ剤)を用いて微細な研磨を行う加工方法です。圧力をかけながらスライドさせることで、ナノレベルの表面粗さを実現します。
この加工は、金属・セラミックなどの表面仕上げに最適であり、特に高精度が求められるゲージやシリンダー部品、摺動部に使用されます。大野精工では、特殊ラップ剤と独自技術を駆使し、異形状の部品にも対応しています。

ラップ加工の特徴
超鏡面仕上げ
- 平面部Rz0.05μm、異形状部Rz0.2μmの高精度研磨が可能
- 切削・研削加工の後処理として利用し、摩擦低減・耐摩耗性向上に貢献
高精度・均一な仕上がり
- 真円度・平面度のバラつきを抑え、高い寸法精度を維持
- 機能部品や精密ベアリング、摺動部に最適
あらゆる材質に対応できる
鉄(S45C, SKD)、ステンレス(SUS304, SUS440C)、銅、アルミ(A7075, A5052)などに対応。超硬・セラミック・樹脂などの特殊材質も加工可能。
大野精工だからできる
ラップ加工
Lapping that only Ohno Seiko can do
独自技術と豊富な経験で、他社には真似できない高精度仕上げ
大野精工のラップ加工は、特殊なラップ剤・独自の加工技術・測定体制の3つの強みにより、他社にはない高精度・高品質な仕上げを実現します。試作から量産まで、お客様の求めるレベルに合わせた最適な加工を提供し、品質と納期の両立を実現します。

大野精工のラップ加工が選ばれる理由
強み01
異形状部品にも対応できる
一般的なラップ加工では、平面部の仕上げには対応できても、複雑な異形状部品にはムラが生じることが課題です。大野精工では、異形状部でも均一な仕上げを実現しました。
Check
異形状部品もRz0.2μmまでの超鏡面仕上げが可能
均一なラップ加工ができるため、追加の研磨工程が不要
摩擦を最小限に抑え、部品の寿命を延ばすことができる

強み02
長年の経験と技術の蓄積で、素材ごとに最適な加工条件を設定できる
ラップ加工は、素材や部品形状によって最適な加工条件が異なるため、経験のない加工業者では高精度な仕上げが難しくなります。大野精工では、20年以上の実績をもとに培ったノウハウを活かし、材質ごとに最適な加工条件を設定。
Check
鉄、アルミ、SUS、銅、チタン、超硬多様な材質に対応
加工条件を最適化し、安定した仕上がりを提供
表面粗さだけでなく、平面度・真円度も高いレベルで管理

強み03
精密測定機器を活用し、納品時に品質保証を徹底
ラップ加工の品質は、見た目だけでは判断が難しいため、測定技術の高さも重要です。表面粗さ測定器・輪郭形状測定機などの精密測定機器を完備し、納品前に厳格な品質チェックを実施しています。
Check
測定データを添付し、確かな品質保証を提供
測定のみの依頼も可能で、既存部品の品質確認も対応
ISO基準に準拠した品質管理体制で、高精度加工を保証

強み04
短納期対応と一貫加工で、スピーディな製品供給
お客様の「すぐ欲しい」「試作を短期間で仕上げたい」というニーズに応え、短納期対応と一貫加工を実現。ラップ加工単体の依頼だけでなく、研削・研磨・ラップ・組立までのワンストップ対応も可能。
Check
ラップのみならず最適な加工方法をご提案できる
研削/ラップ/最終仕上げまで一貫対応し、発注の手間を削減
納期に柔軟に対応し、トラブル時の緊急対応も可能
